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2024.01.20

【刺繍屋×手袋屋】オリジナルのものづくり体験ができる工場見学ツアーを振り返る

(画像:JR四国ツアーHPより引用)

2024年1月12日(金)・19日(金)・20日(土)の3日間開催された、JR四国による【四国家のお宝ツアー】「伝統と進化のまち東かがわ市」内にて、タナベ刺繍の工場見学を受け入れしました。

こちらのツアーの見どころは、イベントオリジナルの辰のリストマフラー作りを体験できるところです。タナベ刺繍でリストマフラーの裁断物に刺しゅうした後、江本手袋で縫い上げていただくという、手袋の町東かがわ市ならではの特別な体験にチャレンジしていただきました。

こちらの記事では、工場見学の様子を簡単にご紹介します。

1.瀬戸内刺繍美術館にてご挨拶

まずは瀬戸内刺繍美術館にてご挨拶。入口すぐに展示した最新作の「ゴッホの星月夜」に早速興味をお持ちいただけたので、ご紹介させていただきました。

2.全体のご案内

工場を回る前に、2階の刺しゅう図書室にて全体のご紹介。みなさんの持っている「刺しゅうのイメージ」を教えていただきながら、タナベ刺繍のお仕事や、本日のミッション(刺しゅう体験)、刺しゅうができる工程、代表的な技術をお話ししました。

話が進むにつれ、みなさんが持ってらっしゃった「刺しゅう」のイメージがどんどん覆されて、笑顔になっていきました。

3.工場に行こう!

刺しゅう体験用の糸と生地を持って、工場を見学。開発室では、刺しゅうのプログラミングの様子をご覧いただきました。

タナベ刺繍は刺しゅうミシンだけでなく、手加工も行っています。職人が手刺しゅうをしている様子を実際にご覧いただきました。

4.本日のミッション① ~刺しゅう体験~

実際に量産の仕事で使われている刺しゅうミシンを使って、刺しゅうを体験。糸をひっぱり、刺しゅう枠に生地を貼り、ミシンをスタートしていただきました。

最初は緊張する方もいましたが、ベテランスタッフが付いているので大丈夫です。最後には無事仕上がった刺しゅうに満足していただけました。

5.本日のミッション② ~縫製体験~

タナベ刺繍での工場見学の後は讃州井筒屋敷を回り、桃山ひろせにて昼食。その後は江本手袋にて次のミッションです。刺しゅうした生地を縫製して、リストマフラーを完成させます。

 

こちらは、生地を裁断する工程です。ポンス(油圧裁断機)と金型を使って、手袋の形にカットします。

こちらが手袋の金型です。用途にあわせて色々な種類があります。

リストマフラーの難しい部分は職人が縫い、初めての方でも縫いやすいまっすぐな部分の縫製を体験していただきました。

ツアーの最後には、みなさまのオリジナルのリストマフラーが完成。大変喜んでいただけました。

6.まとめ

今回のJR四国ツアーは、手袋の町東かがわ市ならではの特別なツアーでした。普段は立ち入ることのできないものづくりの現場で、直接職人とお話しながら、ものづくりを体験していただきました。

タナベ刺繍では、随時工場見学を受け入れておりますので、ご希望の方はぜひお問い合わせください。※工場見学・ショップのみとなります

江本手袋では普段から手袋づくり見学体験ができますので、ぜひ一度遊びにいらしてください。
※事前にお電話いただけるとありがたいです(0879-33-3165)


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