2023.02.06
レーザーカット刺繍ってどんな刺しゅう?
レーザーの「切る・焦がす」と刺繍機の「縫う」を同時に行うレーザーカット刺繍機。それを用いて作るレーザーカット刺繍とは、どのような刺しゅうなのでしょうか。
こちらの記事ではその表現の種類を、大きく2つにまとめました。
※なお、レーザーカット刺繍機についてはこちらの記事をご覧ください。
目次
1.ステッチ&カット
1つ目にご紹介するのは、レーザーカット刺繍の持ち味を最も活かせるテクニック、「ステッチ&カット」です(別名:「ハーフカット」)。
生地を重ねた状態で刺しゅうを施し、上部の生地だけをカットすることでデザインを表現します。
ステッチとの間隔わずか1mmの外側を正確にカットしていくので、従来には無い複雑で繊細なデザインのアップリケ刺繍が可能となり、重ねる生地の種類・枚数・色などによって多彩で立体感のある表現が実現できます。
2.ステッチ&プル
もう一つは、ステッチ&カットとは対称的なテクニック、「ステッチ&プル」と呼ばれるテクニックです。リバースアップリケと呼ばれ、はめ込み模様や透け感のある表現になります。
これは、重ねた生地にステッチを施し、その内側を上部の生地だけくり抜くようにカットすることで切り取った部分から下部の生地が覗き、柄を表現する方法です。
まとめ
レーザーカット刺繍には、大きく①ステッチ&カット、②ステッチ&プルの2種類があります。
レーザーカット刺繍のサンプル見本は、こちらの刺繍デザインギャラリーからご覧いただけます。
また、関連技術のリンクを下に貼りましたので、ぜひ参考にしてみてください。