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2026.03.24

布から解き放たれる糸。立体ステッチ×スパンコールが魅せる「浮遊する幾何学アート」

タナベ刺繍の「Laboratory」へようこそ。まるで魔法のように、空間に幾何学模様が浮かび上がる――今回は、テキスタイルの常識を覆す、立体的で建築的なテキスタイルアートをご紹介します。

ただの布地をキャンバスにするだけでなく、「空間そのものをデザインする」最先端の試みをご覧ください。

ネオングリーン×黒の全体像

基本情報

技術 芯材融解による立体刺繍、スパンコール併用
素材 薄地(オーガンジーやチュール等)、スパンコール、芯材
モノクロ×グリーンの構造

1. デジタルアートを実体化させる「透明感」と「奥行き」

鮮烈なネオングリーンと重厚な黒糸のコントラスト。この作品最大の魅力は、ベースとなるシアー生地からステッチが完全に独立し、独特の「透明感」と「浮遊感」を生み出している点にあります。

さらに視線を近づけると、立体的で緻密な幾何学模様の奥からスパンコールがチラッと顔を覗かせます。ベースの透け感、浮き上がったステッチ、そしてスパンコールの光の反射。この計算し尽くされた多層構造が、作品に絶妙な「奥行き」を与えているのです。

ネオングリーン×黒のクローズアップ

2. 緻密な計算が光る「芯材融解プロセス」

この圧倒的な浮遊感は、以下の複雑なプロセスによって生み出されています。

  • デリケートな薄地にスパンコールを刺繍する
  • 芯材を挟みその上から幾何学模様のステッチを施す
  • 芯材のみを融解させ、ステッチだけを立体的に残す

言葉にするとシンプルですが、薄地への刺繍で最大の壁となる「生地の波打ち(パッカリング)」を極限まで抑え込む技術が不可欠です。熱処理を見越したミクロ単位の糸のテンション制御は、高度なマシン操作と職人の経験の賜物です。

多層構造とスパンコール

3. 「すべてに応えたい」から生まれる、ぶっ飛んだ企画力

見えない工程に隠された職人の試行錯誤と洗練された仕上げ。この手間のかかるアプローチは、創業から続く「すべてに応えたい」という精神に裏打ちされた「技術のタナベ刺繍」だからこそ成し得る業です。

白×白の透明感と立体感

クリエイターの想像力を刺激する用途展開

単なる装飾にとどまらないこの「ぶっ飛んだ企画力」は、以下のようなシーンで新しい表現の可能性を広げます。

  • ハイブランドの企画担当者によるアパレル・舞台衣装デザイン
  • 新しい表現を探している異業種のアーティストとのコラボレーション
  • 空間を彩るテキスタイルアートパネルとしての活用
異なる色展開の画像

想像を超えるモノづくりを

タナベ刺繍はこれからも、技術の限界を押し広げ、皆様に「驚きと感動」を提供し続けます。新しい表現のヒントを探している方は、ぜひお気軽にご相談ください。


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