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2017.09.19

デザインに動きを加える刺繍表現「ポップアップ」とは

自由な発想を形にできる刺繍が生地の世界から出てくると面白い表現になるのでは?と思い作ってみました。そんなわけで今回は、デザインを考えることが楽しくなること間違いなしのテクニック、生地からポン!と出てくる「ポップアップ」のご紹介です。

ポップアップとは

モチーフやアップリケを使ってデザインと物質両方に動きを付ける縫い方がポップアップです。またPOPUPは語源から突然現れる、飛び出してくるなどを意味します。

作製秘話

最初のイメージは「飛び出す絵本」のように生地から飛び出す刺繍、またはそう見える刺繍でした。その後、某漫画にあった「擬音の具現化」「描いた絵が意思を持つ」といった要素を取り入れることで2次元のものが3次元の世界に飛び出してきた表現に変わりました。

ポップアップの特徴

使用するモチーフやアップリケに動きを取り入れることで見た目にも変化が出てくるテクニックなのでどういった時に使ったらいいのか悩みますね。自社でもどんなものにしたらいいか試してみました。

例えばロゴに使うと本当に生地から浮き出してきた文字や剥がれたプリントのように見えて思わず「なにこれ!?」と興味が湧いて触ってみたくなりなります。この手法を使うことでどれも刺繍の遊び心を感じ楽しい気分にさせてくれる仕上がりになります。

主な使い方のポイント

1.デザインに奥行きを見せる
2.モチーフ・アップリケを活かした立体
3.動きのある表現

影ができるほどの立体表現

モチーフと生地の間に影が発生して奥行きが生まれる。

留め方の細工

細かな部分やの文字を生地に加工デザインが浮き出た表現方法。

加工次第でカジュアルアイテムや雑貨アイテムにも幅広く応用しやすいテクニックです。


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